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今日の東京新馬戦でプロディガルサンがデビュー勝ち

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土曜東京5R芝1600の新馬戦は話題のプロディガルサンがデビュー勝ちを収め、全兄ラングレー・リアルスティールに続く新馬戦Vとなった。プロディガルサンは昨年のセレクトセールで1億9440万もの高額まで競り上がった馬で、今日のレースぶりも中団から外を回して直線では鞍上の戸崎騎手も手を焼くようなアクション。まだ仕上がり切っていないなかで「1勝」を手にしたことで、今後の動向がどうなるのか非常に気になる存在となった。

馬主はセレクトセールでの取引馬ということでリアルスティールやラングレーのサンデーレーシングではなく、金子真人氏。恐らく自ら所有している種牡馬株で生産したディープインパクト産駒を他にも多く所有する中で、わざわざセレクトセールで上が活躍する前のディープインパクト産駒を2億近くの高値で競り落としているのだから、相当な良い馬なのだなという推測は成り立つ。

ただ、今日の競馬はまだまだフワフワとしたものだったので、プロディガルサンを管理する国枝師が上の2頭を管理している矢作師と違って「どう馬を作ってくるか」は非常に興味深いところだ。今日の馬体重は486kg、パドックでもその馬体の良さは群を抜いていたが、これまで牡馬のクラシックとはあまり縁のなかった国枝師の「腕」は果たして。

そして「英雄」とまで言わしめ現在も種牡馬リーディングをひた走る日本競馬の至宝ディープインパクトの馬主であった金子氏が、2億で競り落としたその産駒にProdigal Son(=放蕩息子)と名付ける金子氏のセンスには脱帽するばかりである。